「湯浅町内の浴場の歴史(昭和47年現在)」

提供された資料は、昭和47年時点での和歌山県湯浅町およびその周辺の公衆浴場の歴史と状況を記したものです。

湯浅町内の公衆浴場

終戦後に大宮通りに開業したが、水質の問題で5年後に廃業した

浴場の歴史と風俗

当時の入浴方法

  • 燃料・用水:燃料は乾燥させた松の木を使い、用水は釣瓶で井戸から汲み上げていた。
  • 入浴券:「湯札」と呼ばれる、焼印を押した薄い竹の板が使われた。
  • 衛生上の注意:大正4年に湯浅警察署から出された注意書きには、伝染病患者の入浴禁止など、衛生と風紀に関する10の項目が記されている。
  • ペスト流行時の対応:明治中期にペストが流行した際には、銭湯の玄関に石炭酸を混入した手洗い・足洗い用の桶を置き、入浴客の消毒を行っていた。
  • 周辺地域の浴場事情

    料金の変遷